矯正治療による歯の保存的処置 [MTM(治療前矯正)]
治療前、左下2本に大きな虫歯があり、歯肉の中まで虫歯が進んでいる状態でした。通常だと抜歯の適応になる状態です。しかし犬歯は咬みあわせのキーポイントになる歯であり、抜歯をした後の歯を作る治療も難しくなるため、挺出(歯を上に引っ張り上げる矯正治療)を行うことにしました。
装置をつけて、治療を開始したところです。
少しずつ上に上がってきました。
矯正治療が終了し、土台ができたところです。治療前と比べて、歯肉の上に健全な歯質が出てきたことが分かります。被せ物を作る時、この歯肉の上に健全な歯質が出ていることがとても重要で、被せ物が外れにくくなるポイントです。
このように被せ物を作製して、治療が終了しました。
2010-06-01 09:16